北海道発明協会会長賞
ラチス構造による建築用支材(実用新案登録第3153424号)
【北海道発明協会】
三浦 順孝 |
世良鉄工株式会社 会長 |
本考案は、鋼材により構成されたトラス形状の梁材を基礎と基礎の間に橋の様に架け渡すことで簡易かつ強固に床を支えるための支持材である。
木造一般住宅では1階床構造体を構築するために基礎コンクリート上にある木製土台同士をつなぐ梁となる木製大引、大引きを地盤面から支持する床束及び束石が約910o毎に必要となる軸組工法が大部分を占めているが、本考案「ラチス構造による建築用支材」を使用することにより基礎間を床束等の地盤面からの支持材無しに梁を渡すことができる。
この考案使用により、
・軟弱地盤による地盤の不同沈下対策
・床下地盤からの湿気による土台木材の腐食対策
・束石施工を不要とすることで都市部において近年課題となっている建設残土の抑制への有効活用
・束石工事不要による工程短縮による工事コスト削減・納期短縮
・ボルト締めによる端部長さ調整機能により、基礎のふくらみ等による現場での調整簡略化
が効果として挙げられる。
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