日本弁理士会会長賞
連続式海水シャーベット氷製造機(特許第6114978号)
【北海道発明協会】
佐藤 厚 |
株式会社ニッコー 代表取締役 |
本発明は、海水の性状変化(温度、塩分濃度等)を具有する各種制御機器を有機的に統合してリアルタイムで追従し、最適性状の海水シャーベット状氷を短時間で、かつ長時間連続的に安定して製氷する装置である。
予冷機に供給する原水塩分濃度、温度を予め設定された時間毎に計測し、それに対する原水と冷媒の流量をCPUで記憶する。原水の塩分濃度、温度の変化に応じて理論的に制御する。製氷機では予冷機から内円筒内に供給された原水は、内円筒と外円筒との間に供給された冷媒により冷却され氷を生成する。生成された氷は回転駆動するスクレーパーで掻き取られ、短時間で良好な海水シャーベット氷ができる。
漁船に搭載できるので、出漁時の氷積載作業が不要になり、船舶の燃費が低減、氷購入費用のコスト削減になった。また漁獲直後からの鮮度保持が可能になり、漁場から水揚げまで鮮度が持続し商品の高付加価値化を実現した。
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