文部科学大臣賞
ファイバレーザ加工機(特許第5253681号)
[愛知県発明協会]
木野 裕司 |
三菱電機株式会社 名古屋製作所 レーザ製造部 レーザ加工機設計課 専任 |
宮本 直樹 |
三菱電機株式会社 名古屋製作所 レーザ製造部 レーザ加工機設計課 専任 |
実 施 功 績 賞
柵山 正樹 |
三菱電機株式会社 執行役社長 |
本発明は、ファイバレーザ加工機の加工ヘッドが被加工物などと衝突した際に受けるファイバおよびファイバコネクタへのダメージを軽減することを目的とするものである。
従来のCO2レーザ加工機は、レーザ光の伝搬をミラーで行うことにより、加工ヘッドとレーザ光の伝搬元とが分離されていたが、ファイバレーザ加工機は、レーザ光の伝搬元(ファイバ)を加工ヘッドに接続する必要があるため、CO2レーザ加工機のダメージ軽減機構をファイバレーザ加工機に搭載することは出来ない。そのため、レーザ光を被加工物に照射する加工ヘッドと、レーザ光を加工ヘッドまで導くファイバと、加工ヘッドとファイバを接合するファイバコネクタと、ファイバを収容するケーブル保持装置が屈曲可能なように構成しダメージを軽減する。
加工ヘッドが被加工物などと衝突した際に受けるファイバおよびファイバコネクタへのダメージを軽減することにより、ファイバレーザ加工機のマシンダウン時間を削減でき、従来のCO2レーザ加工と比較し、大幅な生産性向上が実現できる。
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