文部科学大臣賞
受信方法及び受信装置(特許第4744625号)
【大阪発明協会】
村上 豊 |
パナソニック株式会社 AVCネットワークス社 主任技師 |
折橋 雅之 |
パナソニック株式会社 AVCネットワークス社 ストレージ事業部 主幹 |
松岡 昭彦 |
パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 主幹技師 |
実 施 功 績 賞
津賀 一宏 |
パナソニック株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、無線伝送において、時間変動する電波の電界強度推定に用いる基準信号に関するもので、データ伝送速度の向上及びデータの受信品質の向上を実現する。
データ伝送速度の向上の要望に対し、変調信号の振幅成分によりデータを伝送する振幅方式の導入が必要であり、データの受信品質の向上の点で、基準信号の挿入が重要となる。振幅方式では、電界強度の変動によるデータの受信品質の低下が課題となる。この課題に対し、変調信号に基準信号を挿入するが、従来の基準信号はデータを伝送していないため、データの伝送速度の低下を招く。本発明では、変調信号と基準信号の関連付けにより基準信号によるデータ伝送を実現し、更に、基準信号の挿入頻度を動的に変更することで、課題を克服した。
本発明は、現在主流の振幅方式によるデータ伝送の基本技術であり、無線通信・放送規格で採用されており、高速・高品質の無線インフラを通じて、現在の情報通信社会の実現に貢献している。
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