中小企業庁長官賞
プラスチック成形品への発泡印字法(特許第4327240号)
【滋賀県発明協会】
久保 直人 |
新生化学工業株式会社 市場開発研究所 課長 |
志熊 治雄 |
元 滋賀県産業支援プラザ 主任研究員 |
山本 昌幸 |
元 新生化学工業株式会社 市場開発研究所 所長 |
大嶋 正裕 |
京都大学 工学研究科 教授 |
実 施 功 績 賞
宮田 陽一 |
新生化学工業株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、地球にやさしいプラスチック加工法の開発をテーマとして、滋賀県地域結集型共同開発事業による微細発泡技術を利用し、プラスチック印刷時に炭酸ガスのみを利用し、インクや有機溶剤を全く使わないプラスチック印刷法である。
本発明の内容は、あらかじめ一般的なプラスチック加工法により成形品を作成し、圧力容器を利用して成形品へ炭酸ガスを含浸させ、レーザーを印刷したい場所へ照射すると、レーザーが照射されたところに微細な泡が形成されて白くみえるというものであり、通常のプラスチック印刷と遜色ないコントラストを実現したものである。
本発明の効果は、プラスチック印刷工程において微細発泡技術を使うことにより、有機溶剤といった人体に影響があるものを一切使わず従来の技術と遜色が無い印刷を実現したこと、耐摩耗性が高く印刷部が劣化しないこと、リサイクルが容易であるなど、環境負荷が低い印刷法による製品を提供することが可能となった。
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