特許庁長官賞
測定ポジションが自由な検眼装置(特許第5717228号)
【発明協会(東京)】
犬塚 尚樹 |
株式会社トプコン 技術本部 アイケア開発技術部 |
実 施 功 績 賞
平野 聡 |
株式会社トプコン 取締役社長 |
本発明は、病院や眼鏡店で行われる眼の検査の為の検眼装置に関し、検者の検眼装置に対する自由な測定ポジションを実現する技術である。
従来の検眼装置では、観察のためのモニターや操作のためのコントロールレバーが検者側に設けられていたことにより、検者と被検者が向き合う対面式でしか測定ができなかった。そこで、本発明の検眼装置では、操作をタッチパネル式のモニターで行えるようにしたうえで、モニターの姿勢を水平方向および垂直方向に回転可能とした。これにより対面だけではなく、側面や背面からと、自由な測定ポジションが実現した。
本発明により、被検者が高齢者の場合などで、検者が被検者のまぶたを開きながらの測定や、体を手でサポートしながらの測定が容易となった。また、部屋の隅や壁際へ検眼装置の設置が可能となり、狭い場所でも測定ができるようになっている。
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