中小企業庁長官賞
水中での枢動アンカー設置方法(特許第5641270号)
【発明協会(東京)】
木村 辰也 |
株式会社日本ランテック 代表取締役 |
本発明は、地盤が軟弱な水底においても、枢動アンカーを良好に効率よく設置することのできる水中での枢動アンカー設置方法である。
本発明の枢動アンカー設置方法を実施する際は、作業者はまず、台船1とウインチ15を操作して反力板2を水底の所望の位置に設置する。次いで作業者は、反力板2の切欠き2sを介して水底に枢動アンカーを打ち込み、支持部21E、22Eで引上げ装置の下方を支持した状態で、枢動アンカーのロッド部を引上げ装置で引き上げる。引上げ装置には反力板2から反力が加えられるため、水底の軟弱な地盤においても、ロッド部の引上げを良好に行うことができる。
本発明を実施することにより、枢動アンカーを良好に効率よく設置することができるため、水上太陽光発電所を、短工期、低費用で設置できる。すなわち、水上太陽光発電所の設置に要する初期投資額を少なくすることができる。
Copyright©1996- Japan Institute of Invention and Innovation All rights reserved