日本弁理士会会長賞
多機能車載画像処理カメラ(特許第4542174号)
【茨城県発明協会】
村松 彰二 |
株式会社日立製作所 研究開発グループ 技術戦略室 ストラテジースタッフ |
大塚 裕史 |
日立オートモティブシステムズ株式会社 パワートレイン&電子事業部 主任技師 |
武長 寛 |
株式会社日立技術情報サービス 調査主幹 |
門司 竜彦 |
日立オートモティブシステムズ株式会社 技術開発本部 主管技師 |
古沢 勲 |
日立オートモティブシステムズ株式会社 パワートレイン&電子事業部 主任技師 |
実 施 功 績 賞
関 秀明 |
日立オートモティブシステムズ株式会社 社長執行役員&CEO |
本発明は、安全運転支援や自動運転に必要となる走行レーンや車両を認識する車載カメラに関するもので、複数の画像認識機能でカメラ映像を共有し、廉価な走行環境認識システムを実現するものである。
カメラによる走行環境認識の対象である走行レーン、車両、歩行者、道路標識は、ヘッドライト照明の有無や日照条件の変動によって見え方が変化する。そのため、安定に画像認識するためには、それぞれの対象に適した専用カメラによる映像の撮影と認識処理が必要となり、普及に向けた課題となっていた。本発明では、複数の対象物を認識するために露光制御と画像認識を対象毎に時分割処理で行い、複数対象物の安定な認識を一つのカメラで実現した。
本発明により、走行環境認識システムを少ない数のカメラで廉価に構築することが可能となり、安全運転支援機能の普及を促進し、交通事故低減に貢献している。
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