文部科学大臣発明奨励賞
物体のカロリー測定方法及び測定装置(特許第4104075号)
【青森県発明協会】
花松 憲光 |
株式会社カロリアジャパン 代表取締役会長 |
小野 浩之 |
地方独立行政法人青森県産業技術センター 工業総合研究所 電子情報技術部長 |
小田桐 英夫 |
株式会社ジョイ・ワールド・パシフィック 東京営業本部長 |
沢 隆裕 |
株式会社ピーシーブランド 代表取締役 |
三浦 克之 |
元 株式会社ジョイ・ワールド・パシフィック |
実 施 功 績 賞
木村 清勝 |
株式会社ジョイ・ワールド・パシフィック 代表取締役社長 |
渋谷 義仁 |
地方独立行政法人青森県産業技術センター 理事長 |
食品のカロリーは、可食部100gあたりのたんぱく質、脂質、炭水化物の量に各成分のエネルギー換算係数を乗じることにより、求めることができる。本発明は、それらの各成分量が明らかでなくてもカロリーを求めることを可能にしたものである。
本発明の特徴は、予め、カロリー既知のサンプルに近赤外線を照射し、該サンプルからの反射光あるいは透過光を受光し、受光した光の吸光度における二次微分スペクトルの重回帰分析により回帰式を算出しておき、被検対象の物体に近赤外線を照射し、被検対象の物体からの反射光あるいは透過光を受光し、受光した光の吸光度を測定し、これらの吸光度と上記回帰式とから、物体のカロリーを算出する方法と、物体保持部・近赤外領域の光を照射する光源部・反射光及び透過光を受光する受光部・物体のカロリーを算出する制御部を備えたことを特徴とする物体のカロリー測定装置である。測定時間は約5分。
本発明により、化学分析費用が削減できるだけでなく、短時間測定が可能となったため、新商品(食品)の開発の活発化が期待される。また、同物体ごとのバラつき(品質管理)、季節でのカロリーの違いをリアルタイムで測定が可能となり、食産業での付加価値創造が期待される。
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