日本弁理士会会長奨励賞
歩行環境シミュレータ(特許第5514640号)
【秋田県発明協会】
石川 幸雄 |
エーピーアイ株式会社 相談役 |
水戸部 一孝 |
国立大学法人秋田大学 大学院 工学資源学研究科 情報工学専攻 教授 |
吉村 昇 |
東北公益文科大学 学長 |
須田 精一 |
エーピーアイ株式会社 取締役 |
鈴木 由香里 |
エーピーアイ株式会社 営業グループ リーダー |
実 施 功 績 賞
澤田 賢一 |
国立大学法人秋田大学 学長 |
3DCGによる仮想交通環境を用い、あたかも実際の車道を横断しているかのような体験ができる歩行環境シミュレータを開発。
体験後にはレポートを出力し、被験者の左右確認動作、車両との接触状況、接近・接触車両との距離や時間等をイラストや数値で分かりやすく表現している。また、判定項目のそれぞれの結果に応じて評価点をつけ、コメントを選択し表示する機能がある。
歩行環境シミュレータのレポート機能により、簡単に被験者の車道横断状況を判定する事ができる。また、問題点を単純化して抽出する事ができ、危険性を分かりやすく認識する事ができる。
よって、交通事故に遭うリスクの高い高齢者を事前に発見し、効果的な交通安全指導及びリハビリテーションを行うことができ、交通事故数を減少させる事ができる。
歩行環境シミュレータを導入した大分県警察本部では、歩行環境シミュレータと仮想運転ドライバー体験車の体験型交通安全講習会を受講した高齢者と、受講していない高齢者の交通事故発生率を比較すると、受講者の交通事故発生率が、非受講者に比べて半減したという効果があったという実績を出している。
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