発明協会会長奨励賞
車両用ドアのアウトハンドル装置(特許第5513442号)
【宮崎県発明協会】
齋藤 忠士 |
株式会社ホンダロック 開発本部 製品開発部 設計ブロック 指導員 |
実 施 功 績 賞
茂櫛 敏幸 |
株式会社ホンダロック 代表取締役社長 |
本発明は車両用ドアのアウトハンドル装置において、電気部品の組付性向上及び組付に必要な部品の部品点数削減に関するものである。
従来、ドアハンドル装置に設けられた電気部品は、ドアパネルに組付けられたベース部材に2本の取付け用ビスで固定していたが、ビスを2本使用することで部品点数や組付工数が多くなり、コストの増大を招いてしまっていた。
そこで、ベース部材に設けられる被取付け部に、被取付け部を取付けるための取付け孔と、被取付け部の側面から取付け孔に向かって延びる係合孔を設け、電気部品を収容・保持してベース部材に取り付けられるホルダに係合孔に係合する係合突起を設けた。
本発明の効果として、電気部品を2本のビスで固定していた従来に比べ、ビスの使用が最低1本で済むようになったので、部品点数及び組付工数の削減を達成できた。また、被取付け部に係合孔を形成したことで、ベース部材の金型構造の複雑化を回避でき、部品点数削減及び組付工数削減と相まって更なるコスト削減を達成した。
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