中小企業庁長官奨励賞
自分の美肌菌を活用したバイオスキンケア法(特許第5584833号)
【長崎県発明協会】
本多 英俊 |
株式会社バイオジェノミクス 代表取締役社長 |
出来尾 格 |
東京女子医科大学東医療センター 皮膚科 講師 |
実 施 功 績 賞
安部 直樹 |
学校法人九州文化学園 理事長 |
本発明は、㈱バイオジェノミクスと長崎国際大学薬学部による産学共同研究の成果であり、美肌菌によってもたらされるスキンケア効果をより一層享受することを可能とした新たなバイオスキンケア法(美肌菌戻し法)である。
皮膚に生息する常在菌の中には、皮膚健康の維持・増進に寄与する「美肌菌」が存在する。本発明は、①額部に生息する皮膚常在菌の採取、②美肌菌の単離、③単離美肌菌の培養、④凍結乾燥による美肌菌の基礎化粧品化、⑤基礎化粧品の顔部への反復塗布(美肌菌戻し)、の5工程から構成される。皮膚の保湿因子を補うことに重点を置く従来の基礎化粧品とは一線を画し、本発明では皮膚上の美肌菌を増加させて、皮膚の保湿改善、弱酸性化状態の安定化、およびキメの改善等が期待できる。
本発明を基盤として、「自分の美肌菌」を直接的に活用した世界初の完全オーダーメイド化美肌菌基礎化粧品(美肌フローラ)の開発にも至った。初回購入時に購入者から採取した美肌菌の凍結保管・バンク化も行うため、2回目以降の購入時には保管菌の使用によって短期間で製品化できることも特長の一つである。
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