日本弁理士会会長奨励賞
推進性能向上装置(特許第5137258号)
【長崎県発明協会】
玉島 正裕 |
流体テクノ株式会社 代表取締役 |
本発明は、船舶の低燃費化、CO2排出の低減を目的として、船のプロペラ前方にある船尾管周りに、放射状に取り付けた4本のフィンとプロペラ軸より上側の船尾端に取り付けた整流板または放射状に取り付けた5本のフィンからなる船舶推進性能向上装置である。
船舶のプロペラ前方に放射状に取り付けたフィンにより効率よく流れを旋回させてプロペラに流れるよう、フィンの放射状取り付け位置を決め、フィンの長さと取り付け角度を各取り付け位置において変化させ、プロペラ軸より上側に取り付けた船尾端整流板とカップリングさせ、フィン先端での流れを整流させフィンの効果を上げるようフィン先端に翼端板を取り付け、従来のフィンと異なる船舶用プロペラ旋回流回収装置とした。新造船、既存船への取り付けが可能である。
本発明による「省エネステータ」を船舶に装着することにより、船舶の推進性能が3−4%向上する。その結果、燃料消費量が減し船舶の運航経済性を高めると共に、CO2の排出量が低減し地球温暖化防止の点から環境保全に貢献する。隻数の多い中小型船舶での効果が大きい。
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