文部科学大臣発明奨励賞
内視鏡の来歴情報管理システム(特許第3864035号)
【発明協会(東京)】
倉 康人 |
オリンパス株式会社 内視鏡開発2部 副部長 |
森 徹明 |
Olympus Winter&Ibe Managing Director |
実 施 功 績 賞
笹 宏行 |
オリンパス株式会社 代表取締役社長執行役員 |
本発明は、世界各国の医療現場において医療の質/安全性確保の観点で重要な課題となっている内視鏡の洗浄/消毒に関する来歴情報を、RF-IDを用いて簡便かつ効率よく管理することのできる内視鏡の来歴情報管理システムを提供するものである。
本発明に係るシステムは、内視鏡に付与され当該内視鏡の個体識別情報が書き込まれた個体識別タグと、洗浄装置、洗浄を行うユーザーに付与されそれらの個体識別情報が書き込まれた個体識別タグとを含む。それらの個体識別タグを洗浄/消毒の際に送受信装置の読み取り部に非接触で近づけることでタグに書きこまれている情報を簡便かつ瞬時に読み取り、内視鏡と洗浄装置やユーザーなど複数の個体識別情報を紐付けて管理することにより、正確で確実な来歴情報管理システムを実現した。
内視鏡の洗浄/消毒の来歴情報の管理/記録を自動的に行うことにより、情報管理に掛かるユーザーの負担を軽減するとともに情報管理の確実性が向上した。①来歴管理コストの低減、②内視鏡検査の安全性向上により、医療の質や効率性の高い内視鏡検査に貢献をしている。
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