日本弁理士会会長奨励賞
キャブチルト装置用油圧シリンダ(特許第4671495号)
【埼玉県発明協会】
中沢 敏明 |
三輪精機株式会社 品質保証部 副部長 |
実 施 功 績 賞
西海 栄一 |
三輪精機株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、大型トラックの保守点検を行う際にキャブを持ち上げるキャブチルト装置において、キャブの落下を防止するストッパの解除装置に関するものである。
従来の油圧解除ストッパ式キャブチルト装置は、キャブを下降させる際、解除用シリンダ装置でストッパを解除するものとして開発したが、キャブを持ち上げる際、所定の位置で電動ポンプを自動停止させ、その後手動でさらに持ち上げる車種に適用したところ、電動ポンプを自動停止できない可能性があることが判明した。そこでストッパを解除する解除用シリンダ装置の解除用油路の分岐点を下げ側油路に設けられた絞りの上流から下流に変更することによってこの現象は解消した。
本発明が完成したことによって、ストッパを手動で解除するワイヤが不要になった。また、電動ポンプを確実に自動停止させることができるようになった。
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