東北経済産業局長賞
浄水場の汚泥を活用した消臭剤(特許第5070636号)
【福島県発明協会】
篠崎 良司 |
有限会社エスケーエスコンサルタント 代表取締役 |
橋本 孝一 |
福島工業高等専門学校 |
本発明は、従来、産業廃棄物として廃棄処理される、浄水場で発生する汚泥を原料として、成品価値の高い吸着剤を簡易的に製造することが可能な消臭剤(吸着剤)とその製造方法に関するものである。
浄水場で発生する汚泥を脱水して、ケーキ状の脱水汚泥とした後、150〜250℃の比較的低い温度で、かつ短い時間で乾燥し、その後の冷却工程により水分を5%以下として、得られた乾燥物を必要な大きさに粉砕することで得る吸着剤とその製造方法である。
廃棄処理される浄水場において沈殿槽に沈殿した汚泥材料を有効活用することで、産業廃棄物を大幅に削減し、環境改善及び経済効果を高めた。
本汚泥の活用方法について、福島工業高等専門学校と共同で研究及び検証を行うことにより、本効果を知見してきたものである。
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