文部科学大臣発明奨励賞
微小物体の外観検査装置(特許第5356179号)
【山形県発明協会】
工藤 美紀子 |
株式会社ティーワイテクノ 代表取締役 |
佐藤 恒一 |
各種生産工場において外観検査の「高速・高精度化」が要望されるが、本発明は、これに対応する外観検査方式を新たに考案したものである。
特に、被検査体の姿勢制御による360度全面検査可能の回転ドラム方式により高速搬送を実現、新しい照明方式により高精度検査を実現した。
楕円形(OVAL)ソフトカプセルを高速検査(15個/秒)で全面・全周検査可能な検査装置の開発を行った。
具体的特長として
・高速かつ安定した被検査物搬送のために円形回転ステージを複数配置し、被検査物の撮像角度を変えることで全周・全面検査が可能。
・円形回転ステージを採用することにより高速搬送が可能となり、また、被検査物の保持方法に吸着方式を採用したことで確実な全面検査が可能となった。
・直線的な搬送ではなく円形搬送としたため検査装置がコンパクトとなり、メンテナンス性に優れている。
検査自動化のメリットとして、高精度化・高品質化・検査レベルの平準化及び人件費・クレーム対応の削減等のコスト削減効果があり、電子部品業界への展開が期待できる。
また、目視検査における視力低下等の「作業者負担」の軽減が図られる。
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