特許庁長官奨励賞
高齢者等対応ティルト&リク連動昇降車いす(特許第5433832号)
【大分県発明協会】
田中 晃一 |
有限会社ビューティフルライフ 代表取締役 | 松尾 清美 |
国立大学法人佐賀大学 大学院医学系研究科 医学部附属地域医療科学教育研究センター 福祉健康科学部門 准教授 |
傳明地 洋基 |
ディーテックス |
実 施 功 績 賞
佛淵 孝夫 |
国立大学法人佐賀大学 学長 |
本発明は、ティルティング(臀部から傾ける)〜背シートリクライニング+背シートスライドの動きをワンアクションで連動移行し、着座者を起立姿勢から傾斜姿勢へ、その逆の姿勢変換をズレないだけでなく安全かつ快適に変換できる椅子である。
椅子を使用する理美容や歯科等の業務では、高齢者や障がい者等を対象とする場合、着座者の姿勢を起立姿勢から傾斜姿勢と変換を要するが、リクライニング動作中でのズレ下がりや無理な姿勢変換は、利用者と介助者双方にとって体勢の修正等大きな負担となる。この着座者の姿勢変換の繰り返しによるズレや痛みを少なく抑えて、安全かつ快適に移行できるようにした。また体圧分散4分割シート構造により、快適な着座を可能にした。
この「椅子」の特許を導入した車椅子は、使用者(理美容師・歯科医師等)にとって施術時の安定性の向上と業務の省力化、着座者(高齢者、障がい者等)にとってはズレ下がり難く体圧分散性の向上により座姿勢を保ちやすい等の効果を高めた。