中小企業庁長官奨励賞
包被食品成形装置(特許第5095874号)
【福井県発明協会】
小林 將男 |
株式会社コバード 代表取締役社長 |
小林 博紀 |
株式会社コバード 代表取締役専務 |
吹上 透 |
株式会社コバード 常務取締役 |
本発明は、発酵生地(パン、ドーナツ、中華饅頭等)の包あん成形をする際、餡やクリームを包むだけでなく、例えば栗、ナッツ、果実、角切り肉や野菜などの粒状の固形食材を含む餡やクリームを確実に包むことができ、高付加価値商品を量産することが簡単にでき、よりオリジナル性豊かで消費者の様々な嗜好に対応し、満足度の高い商品を供給することのできる包被食品成形装置に関するものである。
餡等の内包材をせんべい状に薄く丸く成形した外皮材(生地)で包んであんぱん等を製造する本包被食品成形装置は、丸く開口した受け部材上に外皮材を載せ、外皮材を受け部材の開口内に窪ませた後に、外皮材上方にある吐出管を下降させて吐出管下端のノズルから内包材を吐出して、外皮材に内包材を充填する。このとき、吐出管内にある開閉部材の先端面を吐出口まで移動させてノズルを閉鎖するものである。
本発明により、従来の技術では困難であった大粒の固形食材が入った高付加価値製品の大量生産が可能となり、製造者側は高付加価値製品のラインナップが増え売上げ増加となり、消費者側は気軽に目新しい高品質製品が手に入り豊かな食生活を得ることができるようになった。
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