日本弁理士会会長奨励賞
電子パルスドライバの打撃機構(特許第5440765号)
【茨城県発明協会】
西河 智雅 |
日立工機株式会社 開発本部 開発研究所 主任研究員 |
高野 信宏 |
日立工機株式会社 開発本部 第ニ設計部長 |
谷本 英之 |
日立工機株式会社 開発本部 開発研究所 技師 |
岩田 和隆 |
日立工機株式会社 開発本部 第ニ設計部 技師 |
益子 弘識 |
日立工機株式会社 開発本部 第ニ設計部員 |
山口 勇人 |
日立工機株式会社 開発本部 開発研究所員 |
中川 淳司 |
日立工機株式会社 品質保証本部 品質保証部長 |
大森 和博 |
日立工機株式会社 開発本部 第二設計部 主任技師 |
中村 瑞穂 |
日立工機株式会社 開発本部 第二設計部 技師 |
内田 洋樹 |
日立工機株式会社 開発本部 中国設計センタ員 |
中野 沙路磨 |
元 日立工機株式会社 開発本部 第八設計部員 |
実 施 功 績 賞
前原 修身 |
日立工機株式会社 代表取締役取締役社長 |
本発明は、建築工具業界で初となる「電子パルスドライバ」を提供するものである。
電子パルスドライバは、モータにより回転するハンマと、ハンマとかみ合うアンビルを備えており、モータが正転と逆転を繰り返す「パルスモード」を選択すると、下図のように、ハンマがアンビルを回転方向に繰り返し打撃してネジを締め付ける。
従来のインパクトドライバでは回転方向に加えて軸方向の打撃も発生していたが、本発明のパルスモードにおいては、ネジの締め付けに必要となる回転方向の打撃のみが発生し、騒音の原因となる軸方向の打撃が発生しなくなるため、ネジ締め作業の騒音レベルを従来の84dBから67dBへと低下させることができた。
また、モータが連続して回転する「ドリルモード」を選択すれば、回転方向の打撃を行わずに木材の穴あけ作業を行うこともでき、騒音レベルはさらに低下する。
近年では木材に穴をあけてネジを締め付ける建築工法が増加しているが、本発明によれば、騒音に悩まされることがなく快適に穴あけ作業やネジ締め作業を行うことができる。
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