日本弁理士会会長奨励賞
備長炭を用いたインクジェット記録(特許第5028442号)
【和歌山県発明協会】
尾崎 智章 |
紀州技研工業株式会社 インク開発部 研究員 |
壱岐 利隆 |
紀州技研工業株式会社 インク開発部 嘱託 |
中山 愉美 |
株式会社メイテック |
中村 展子 |
紀州技研工業株式会社 インク開発部 研究員 |
飯田 保春 |
紀州技研工業株式会社 インク開発部 研究員 |
実 施 功 績 賞
釜中 甫干 |
紀州技研工業株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、食品(薬用の錠剤も含む)の表面や、食品の包装材、食品に接触するような材料に対して用いるインクジェット用のインクとその製造法、使用方法についてのもので、食べても問題のない材料から構成したインクを用いるものである。
黒色の色材として、紀州名産備長炭を用いたもので、黒色という判別しやすい材料を使いこなしている。また、溶剤としてエタノールを用いており、乾燥性を向上させたインクとしている。食品のトレーサビリティーの目的で、また、食品の包装工程等での安全をより一層確保する目的のため、食しても問題のないインクとして使用できる。
ヒドロキシプロピルセルロースを用いることで、備長炭を安定に分散し、エタノールを主溶剤としているので、水主体のインクに比べて乾燥性も向上している。
また、表面非浸透性の材料にも用いることができるようになっている。
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