日本弁理士会会長奨励賞
風味・食感の良好な多層デザート(特許第4022558号)
【北海道発明協会】
久保内 宏晶 |
雪印メグミルク株式会社 研究開発部 商品企画グループ |
大井 航 |
雪印メグミルク株式会社 ミルクサイエンス研究所 札幌研究所 |
豊木 隆 |
雪印メグミルク株式会社 商品開発部 市乳開発グループ 主席研究員 |
相良 茂幸 |
雪印メグミルク株式会社 研究開発部 商品企画グループ 課長 |
坂上 麻子 |
雪印メグミルク株式会社 ミルクサイエンス研究所 食品加工研究室 |
武藤 高明 |
雪印メグミルク株式会社 ミルクサイエンス研究所 食品加工研究室 主席研究員 |
野田 正幸 |
雪印メグミルク株式会社 ミルクサイエンス研究所 食品加工研究室 主事 |
椎木 靖彦 |
雪印メグミルク株式会社 ミルクサイエンス研究所 食品加工研究室 主幹 |
実 施 功 績 賞
中野 吉晴 |
雪印メグミルク株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、多層プリン及びババロアのようなデザート類等の多層食品において、特に下層部を充填後、直ぐに下層部とは異なる上層部の食品を積層できる、工業的に容易に連続製造が可能な多層食品及びその製造方法を提供するものである。
従来、多層食品の製造方法としては、ゲル化性溶液を一層充填するごとに冷気によってゲル化させてから、次のゲル化性溶液を充填する多層ゼリー食品の製造方法があったが、製造に時間がかかっていた。本発明によれば、下層部を充填後、直ぐに上層部としてゲル化性溶液や流動食品を多孔ノズル又は複数のノズルを用いて脈流させながら容器に積層することによって、目的とする多層食品を製造できる。
計算によれば、脈流充填時における液滴の衝撃力は通常充填のそれと比較して約1/10以下となり、特に、上層の粘度を下層よりも低い、若しくは等しくすることにより、上層液滴の下層への潜り込みが抑制でき、より明瞭な界面が形成される。
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