発明協会会長奨励賞
血管病を予防する機能性食品の開発(特許第5186679号)
【山口県発明協会】
小林 誠 |
国立大学法人山口大学 大学院医学系研究科 応用医工学系学域医学 生体機能分子制御学分野 教授 |
岸 博子 |
国立大学法人山口大学 大学院医学系研究科 応用医工学系学域医学 生体機能分子制御学分野 准教授 |
実 施 功 績 賞
丸本 卓哉 |
国立大学法人山口大学 学長 |
本発明は、血管の異常収縮に起因する疾患(血管病)の予防に関するもので、特に、魚類などから得られる不飽和脂肪酸の一種、エイコサペンタエン酸(EPA)を利用した血管病予防に効果のある食品組成物に関するものである。
発明者らは、スフィンゴシルホスホリルコリン(SPC)と呼ばれる物質が、血管の異常収縮を引き起こす事を発見し、更に、EPAが異常収縮を特異的に抑制する事を見出した。この研究成果を生かし、血管病を引き起こす血管平滑筋の異常収縮を抑制する効果が高い立体構造であるall-cis-EPAを主成分とし、更に、EPAの腸からの吸収を高める効果のある種々の食品由来の補助成分を含有した機能性食品「ラフィーネ-エパゴールド」を開発した。
山口大学よりオリエンタルバイオ鰍ノライセンス供与して開発された「ラフィーネ-エパゴールド」は、発売以来順調に顧客の支持を受け、約4,000件を超える顧客が定期購入にて継続的に飲用しており、不整脈、頻脈、頭痛の改善など無数の改善例が寄せられている。
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