発明協会会長奨励賞
健康に良いギャバ白米(特許第4417433号)
【岐阜県発明協会】
安藤 年治 |
株式会社米ト産業 代表取締役社長 |
安藤 艶子 |
株式会社米ト産業 取締役 |
本発明は、発芽させることなく胚乳部分に、アミノ酸の一種である遊離γ(ガンマ)-アミノ酪酸(GABA)を富化させることにより精米した白米がGABA(ギャバ)を豊富に含んでいるという、従来にない米の製造方法である。
従来、胚芽の栄養は胚乳(白米となる部分)に移動できないため、発芽玄米に含有しているギャバを白米では摂取できないとされていた。本発明は、稲刈り後の籾を空気中で加熱することにより、お米にあるアミノ酸と酵素の働きを活用し、発芽させることなく短時間で胚芽部分にギャバを作ることが可能である。そして保温することで胚乳にギャバ成分の移動を可能としたことにより、白米にギャバを豊富に含むお米ができる。
製造過程において水は全く使用していないので、雑菌の繁殖や異臭、味の劣化の問題はない。主食としている白米にギャバが10倍〜20倍に増加したおいしくて健康によいギャバ白米というお米が発明できた。
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