発明協会会長奨励賞
固形燃料燃焼装置(特許第4725712号)
【岩手県発明協会】
新里 光男 |
オヤマダエンジニアリング株式会社 流通センター事業所 専務取締役 |
川村 浩 |
オヤマダエンジニアリング株式会社 流通センター事業所環境システム部 部長 |
齊藤 健司 |
オヤマダエンジニアリング株式会社 流通センター事業所環境システム部 主任 |
下河原 哲也 |
株式会社小山田工業所 設計開発部 係長 |
園田 哲也 |
地方独立行政法人岩手県工業技術センター ものづくり基盤技術第1部 主査専門研究員 |
米倉 勇雄 |
奥州市鋳物技術交流センター 副所長 |
実 施 功 績 賞
細矢 雄二 |
オヤマダエンジニアリング株式会社 代表取締役 |
阿部 健 |
地方独立行政法人岩手県工業技術センター 理事長 |
本発明は、高含水率の木質チップ(生チップ)燃料を自動で連続燃焼することが可能な、木質固形燃料燃焼装置である。本ボイラーは、燃焼ガスの導入経路に特徴があり、高含水率の木質チップを乾燥させるため、燃焼炉内のチップ供給口から火格子の間にスロープを設け、そのスロープ上を旋回流の燃焼ガスを通過させることでスロープを通過する未燃チップの乾燥を促進させている。また、火格子上を往復動作するプッシャーによりチップが攪拌され、より乾燥を促進させる構造となっている。この方法により含水率100%を超える生チップの燃焼を可能にしている。
本ボイラーを活用することにより、地球環境に優しい木質バイオマスエネルギーの利用拡大に貢献することの他、これまで利用用途が少なかった林地残材、間伐材、製材端材などを燃料チップとして使用することが可能となり、地域の林業振興や、林地保全にも貢献する発明である。
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