中小企業庁長官奨励賞
誤作動を解消したカラー印刷マウスパッド(特許第4150769号)
【福島県発明協会】
相楽 博之 |
有限会社サガラ印刷所 代表取締役 |
本発明は、光学式マウスの照射光と可視光の波長が異なることを利用して、マウスパッド印刷面の視認性に影響を与えずに光学式マウスの誤作動を解消する技術である。
本発明品では、光学式マウスの照射光bの一部を透過層の表面で反射させて、光学式マウスの動作に必要な反射光c1を得る。透過層とフィルタ層の内部では照射光bが吸収されるため、反射光c2、c3が低減し、印刷面の色彩の影響による光学式マウスの誤作動が解消される。一方、透過層とフィルタ層は可視光Vを吸収せず、印刷面の視認性には影響しない。基材層は机に吸着する長寿命の耐水性シートで、透明タイプでもガラスや鏡の上で使用可能。
本発明品は、マウス操作を多用する設計やデザイン業務の生産性向上に貢献し、ソフトウェア添付品、ノベルティーや広告媒体等として国内外で数多くの採用実績がある。また、デジタル画像から作成するキット品は、弊社ブランド「スーパーマウスパッド パット君」(登録商標)で展開中である。
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