発明協会会長奨励賞

チップ抵抗器(特許第4460564号)

【京都発明協会】

塚田　虎之

ローム株式会社　抵抗器製造部商品開発二課　係長

実施功績賞

澤村　諭	ローム株式会社　代表取締役社長

本発明は、実装時の半田量の違いにより生じる抵抗値のバラつきがなく、かつ小型化を実現した金属チップ抵抗器に関するものである。
金属チップ抵抗の抵抗値は電極間距離により規定されるが、従来では電極間の金属抵抗体が露出しており、実装時に半田が露出部に付着して電極間距離が変わるため実装後の抵抗値にバラつきが生じていた。
本発明では電極間に絶縁層を配置しており半田が金属抵抗体に直接付着しないため電極間の距離が変動しない。金属抵抗体と絶縁層の密着性が悪いという問題があったが、絶縁層の周縁部をオーバーラップするようにメッキ電極を形成することでこの問題を解決している。
本発明の金属チップ抵抗器は実装時の半田量の違いにより生じる抵抗値のバラツキがなく、かつ小型化も容易であり、高性能なモバイル機器の一層の小型化に貢献している。

発明協会会長奨励賞

チップ抵抗器(特許第4460564号)

【京都発明協会】

実 施 功 績 賞

実施功績賞