日本弁理士会会長奨励賞
低水濡れ性に優れた撥水編地(特許第4657562号)
【滋賀県発明協会】
柄澤 留美 |
東レ株式会社 テキスタイル・機能資材開発センター |
後藤 裕利 |
Luckytex (Thailand) Public Company Limited 産業資材生産統括兼品質保証部長(元東レ株式会社 テキスタイル開発センター) |
齋藤 公一 |
(元東レ株式会社 テキスタイル開発センター) |
丹羽 氏輝 |
東レ株式会社 テキスタイル・機能資材開発センター |
高木 明 |
(元東レ株式会社 テキスタイル開発センター) |
実 施 功 績 賞
日覺 昭廣 |
東レ株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、水濡れ性が低い撥水編地に関する。
本発明は、「撥水処理」により、編地への水の侵入を抑制し、さらに「編地表面の面積空隙率を45%以下」とすることにより、水の編地に対する侵入をさらに抑制し、それでも侵入した水について、編地内部での残存量を極力低くするため、「体積空隙率を80%以下」とすることを特徴とする。これら3つの要件を満たすことで、特に競泳水着に必須とされる優れた低濡れ性を実現することができたのである。
本発明の編地は、撥水タイプ国内水着の約8割に用いられ、競泳水着の基本素材として定着している。オリンピック競泳選手用水着に採用される一方、低水濡れ性の特徴を活かし、リハビリやヘルスアップ用の「身体の冷えが軽減された水着」としても広く用いられている。
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