中国経済産業局長賞
広範囲を高照度で均一に照明するLED照明(特許第4746152号)
【鳥取県発明協会】
松本 俊次 |
光電気通信システム株式会社 代表取締役 |
本発明は、LEDの特徴である省エネ効果、長寿命性能、紫外線を含まず、高輝度を兼ね揃えた次世代のLED照明である。最大の特徴としては、効率のよい配光特性を実現するために、3種類の特殊レンズ拡散技法を採用している点である。
投光器タイプの照明器具に求められることの一つに対象物を高輝度で照明し、さらに1台で広範囲をムラなく均一に照明する必要性がある。これらの問題を解決する手段として、LED光源の配光特性を制御するレンズを複数種類混ぜ合わせることで、中心照度も損なわず、効率のよい配光特性を実現した。図1は従来の水銀灯による照明や一般的な拡散タイプと呼ばれるLED照明でよく見かける配光分布例である。図2は、当社開発のLED照明「LEDワイドスクエアライト」の配光分布である。
従来の水銀灯や一般的なLED照明に比べて設置台数の大幅削減が可能となることで、設置費用や、イニシャルコストの削減、CO2排出量の抑制にさらに大きく貢献でき、高い評価を得ている。
Copyright©1996- Japan Institute of Invention and Innovation All rights reserved