発明協会会長奨励賞
経糸糊付け機の糊濃度制御方法(特許第3539929号)
【石川県発明協会】
山本 剛 |
津田駒工業株式会社 繊維機械技術部 技術準備機課 課長 |
実 施 功 績 賞
菱沼 捷二 |
津田駒工業株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、経糸糊付け機において、経糸に糊付けを行う工程中に、所定の供給割合の供給液を糊付け装置に補給することにより、糊液の糊濃度を目標濃度に維持するようにしたものである。
シート状に並べられた経糸2に糊付けする糊付け装置4と、糊濃度が異なる複数の供給液を各々の供給系統毎に個別に糊付け装置4に供給可能な供給装置6と、糊付け装置4の糊液の糊濃度を検出する糊濃度検出器15と、糊付け装置4の糊液量を検出する糊液量検出器16とを有する経糸糊付け機1において、検出された糊濃度に基づき、補給すべき全供給量に対する各供給液の供給割合を求め、糊液量が所定量に減少したときに、前記供給割合の各供給液をそれぞれ糊付け装置4に補給するものである。
従来のように単に一定の糊濃度の糊液を補給していたのでは、糊液の糊濃度が変化し、所定の糊付着率で経糸に糊付することができなくなるという問題があったが、本発明によれば、糊液の糊濃度を目標濃度に維持できる。
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