【平成23年度四国地方発明表彰】
中小企業庁長官奨励賞
発明の概要について教えてください
果樹園等の雑草を刈り取る草刈機で、特に樹木周辺の草を、操縦者が下枝の支障を受けることなく刈り取り可能な自走式乗用草刈機です。枝下の草を刈る際、座席下の刈取部を樹木根元に接近させても座席を横にスライドする事により操縦者が下枝に引っかかることなく楽な姿勢で作業が行なえ、根元の草を刈り残しなく刈り取ることができます。また、座席のスライド方向とは逆方向に、刈取部をスライドする事によりさらに容易に草刈作業が行なえます。
苦労した点はどこでしょうか
乗用草刈機を開発するにあたり、何か他社に無い特徴を製品に折り込みたいという思いで、販売店様やお客様への現地調査を行なった結果、出てきた発想です。構造自体は特別新しい機構が入っているわけでは有りませんが、この機構を取り入れるにあたり、座席の高さや乗車姿勢の制限など、限られたスペースへ収める事と、機能追加によるコストアップを最小限に収めるのに苦労しました。
受賞のご感想をお願いします
このような栄えある賞をいただき、誠にありがとうございます。この座席が左右に動くと言う発明は、当社の乗用草刈機の最大の特徴となっています。乗用草刈機の開発において、貴重なご意見を頂きました販売店様やお客様、一緒に開発しました同僚や先輩方のおかげです。この場をかりて感謝申し上げます。これからも、お客様に喜ばれる発明ができる様、努力してまいりたいと思います。
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