発明協会会長奨励賞
チップ型固体電解コンデンサ(特許第4472277号)
【宮城県発明協会】
木田 文夫 |
NECトーキン株式会社 キャパシタ事業部生産技術部 主任 |
荒居 真二 |
NEC TOKIN Electronics(Thailand)Co.,Ltd Managing Director |
萱森 孝博 |
NECトーキン株式会社 キャパシタ事業部生産技術部 マネージャー |
雛鶴 政男 |
NECトーキン株式会社 キャパシタ事業部研究開発部 |
実 施 功 績 賞
岡部 政和 |
NECトーキン株式会社 代表取締役執行役員社長 |
電子機器の高周波化に伴い、低ESR(等価直列抵抗)で高容量なコンデンサが求められている。複数コンデンサを並列接続する回路設計は一般的であるが、高周波化による使用コンデンサ数の増加は、製造コストの上昇や実装面積の増大を招いていた。
本発明は、複数のコンデンサ素子を各陽極リード線の中間位置を軸とする180°回転対称形状として基板実装面に垂直に積層し、内部接続構造の工夫により並列に接続して1つのケースに納めたものである。複数のコンデンサ素子の並列接続で低ESRと高容量を得るとともに、製造コストや実装面積を低減し、更に信頼性を高めることができる構造とした。
本発明により、低ESR・高容量・小型化・低価格化というチップ型固体電解コンデンサの市場ニーズに応え、携帯電話、カメラ一体型VTR、デジタルスチルカメラ、ノートPC等の電子機器の小型化、軽量化、高性能化、低価格化に貢献している。
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