文部科学大臣発明奨励賞
水洗便器の特許(特許第3578169号)
【福岡県発明協会】
宮原 秀峰 |
TOTO株式会社 茅ヶ崎特許グループ 特許主査 |
柴田 信次 |
TOTO株式会社 衛陶開発部 技術主幹 |
新川 真弘 |
TOTO株式会社 衛陶生産設計グループ 技術主査 |
北村 正樹 |
TOTO株式会社 衛陶開発第一グループ |
実 施 功 績 賞
張本 邦雄 |
TOTO株式会社 代表取締役 社長執行役員 |
これまでの水洗便器では、ボール部上縁のリム部の裏側にカビが生えやすくなったり、また使用者側から見にくく掃除ブラシがリム部の裏側の奥まで十分届かないために清掃が行いづらいものであった。
この問題を解決するためにボール部上縁のリム部下側に形成した水出し穴をなくすことを考え、洗浄水をボール部上縁に沿って勢いよく噴出することで旋回流を発生させボール面全体をぐるりと流すようにした。そのために、本発明の水洗便器では洗浄水が外に飛び出しにくくなるオーバーハング部をボール部上縁に備えるとともに、エネルギー損失を抑えるような洗浄水噴出口からの洗浄水の流れを実現した。
このことにより、清掃性と節水性能に優れた水洗便器を提供することができた。
この清掃性と節水性能に優れる点はお客様へ大きな訴求ポイントとなり、本発明の水洗便器は日本市場に留まらず、米国・中国を中心に海外市場においても売り上げ・市場の占有率を年々伸長している。
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