特許庁長官奨励賞
直流−交流変換装置(特許第3954481号)
【京都発明協会】
福本 憲一 |
ローム株式会社 LSI開発本部 LEDコントロールチーム チームリーダー |
実 施 功 績 賞
澤村 諭 |
ローム株式会社 代表取締役社長 |
本発明の特徴は、液晶のバックライト光源で使用されるCCFL(冷陰極管)を高効率、長寿命で安全に点灯させることが可能な技術である。
従来CCFLの点灯にはロイヤー回路を用いる事が一般的だが、入力電圧、出力電流、CCFLの状態変化に対応するには2段の電力変換が必要となり高効率化が困難であった。
本発明の高効率技術により消費電力を20%程度改善可能で、液晶TV、モニターの消費電力の50~70%はバックライトで消費されているため、セットの消費電力削減に大きく貢献する。
また、バックライト光源であるCCFLの点灯には1000~2000Vrmsの電圧が必要であり、安全性の確保が重要だが、本発明によりランプ、セットの状態に応じたPWM制御により高い安全性確保が可能であるとともに、本発明の制御方法はランプの長寿命化にも有効である。
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