特許庁長官奨励賞
中間転写方式におけるクリーニングシステム(特許第3267507号)
【発明協会(東京)】
廣島 康一 |
キヤノン株式会社 周辺機器事業本部周辺機器第17設計部 部長 |
依田 寧雄 |
キヤノン株式会社 周辺機器事業本部周辺機器153設計室 室長 |
月田 辰一 |
キヤノン株式会社 周辺機器事業本部カートリッジ52設計室 室長 |
西村 克彦 |
キヤノン株式会社 総合R&D本部記録技術企画推進部 主席研究員 |
小酒 達 |
元 キヤノン株式会社周辺機器事業本部 |
実 施 功 績 賞
内田 恒二 |
キヤノン株式会社 代表取締役社長 |
本発明は、電子写真技術を採用したカラープリンタ等の中間転写体のクリーニングに関し、中間転写体上に残った残留トナーを感光体へ戻すことで中間転写体用のクリーニングブレード及び廃トナー容器を不要としたものである。
本発明は、中間転写体から紙への転写後、紙へ転写しきれずに中間転写体上に残った残留トナーを帯電ローラにより正規極性とは逆の極性に帯電し一次転写部へ運ぶものである。一次転写部では正規極性の現像トナーを感光体から中間転写体へ転写する電界が作用しており、この電界により中間転写体上の残留トナーは中間転写体から感光体へ戻され、感光体側に設けられたクリーニングブレードで掻き取られた後、感光体側の廃トナー容器で回収される。
本発明は、中間転写体用の廃トナー容器が不要となるのでユーザビリティの向上及び装置の小型化を実現し、中間転写体用のクリーニングブレードも不要となるので中間転写体に汎用品を活用でき省資源化に貢献している。
【カラープリンタ全体図】 | 【クリーニング説明図】 |
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