発明協会会長奨励賞
多連型ヒューズ(特許第4620521号)
【岐阜県発明協会】
太田 学 |
太平洋精工株式会社 製造3部 部長 |
柴田 秀樹 |
太平洋精工株式会社 研究開発部 シニアスタッフ |
実 施 功 績 賞
小川 貴久 |
太平洋精工株式会社 代表取締役社長 |
自動車などの車両では、近年ハイブリッド化等により、部品の小型化が要請され、収納力の高い入出力端子が三本以上である多極型ヒューズや複数の入出力端子を一列に連続させた多極型ヒューズを並列して連結した連鎖型ヒューズもあるが、これらは入出力端子が多ければ多いほど、仕様に応じた専用品を作る必要があり、管理が煩雑になってしまったり、あらかじめ車両用に必要と予測されるヒューズをすべて用意しておき、仕様に合わせて不要なヒューズを切除するようにしており、その分だけ無駄なヒューズスペースが発生するものであった。
そこで、本発明は、予め用意された車両に要求される数種類の標準化された多連型のヒューズを定格容量で区分けして必要な個数を組み合わせて使用することにより、小型、省スペース化を達成し、より多くの車両への使用を可能とした。
本発明により、専用品を製造することなく仕様に応じたヒューズを簡易に提供することができ、加工が容易で不使用のヒューズ部分が発生しないという効果を奏する。
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